だん和室

第20回 半巾帯を楽しもう!BANKANわものやオリジナル帯結び 7

BANKANでは、全社員・全スタッフが着付けをできるように、定期的に新人研修を行っているだけでなく、着付けの基本をマスターしたスタッフでもさらにスキルアップしてお客様に喜んでいただけるよう、様々な取り組みを行っています。
その一環として、着付けの免許を持っているスタッフなど着付け上級者を集めて、半巾帯の新しい結び方を考えてみました!
今日はそんなBANKANスタッフから生まれたオリジナル帯結びをご紹介します。
半巾帯は自由な結び方を楽しめるのが魅力★ 皆さんもぜひ、チャレンジしてみてくださいね♪


今回ご紹介するのは、袋帯や名古屋帯、八寸帯など、幅広の帯ではおなじみの角出し結びを、半巾帯でも結べるようにアレンジした結び方です。
リボン型の結び方にはもう飽きた・・・という方や、半巾帯はどうも若い子のイメージで抵抗がある・・・そんなオトナの女性でも、この結び方なら半巾帯を楽しめるのではないでしょうか。
落ち着いた印象ですので、小紋や色無地、紬などのきものにもピッタリの結び方ですよ!


なお、難しい・・・わからない・・・という方は、ぜひお近くの店舗までお問い合わせください。

 

*半巾角出し*

 

1.手の長さを50cm程度取って二つ折りにし、輪を下にして前に合わせます。
  帯を巻くときに邪魔にならないよう、手先を襟元に止めておくと巻きやすいです。
  胴に巻く前に、図のように帯をたたんでから、胴に二巻きします。

2.巻き終わりのタレを斜め内側に折り上げ、【手を下に】し【タレを上からかぶせて】ひと結びします。
  結んだ時に、手先が【下】から出るようにします。

3.手先で片側だけ輪を作り、タレを上からかぶせて引き抜き、片ひら結びにします。
  (帯が長い場合は、リボン結びにしてしまいます。)
  この時、タレ先は下から上へと回しておきます。
  ※このリボンはお太鼓の土台になります。

4.タレを折り返して、二つ折りにします。
  この時、端はピッタリ合わせず、3分の1程度を合わせるようにします。
  ※完成後にお太鼓部分になります。

5.タレを上に持ち上げ、仮紐で止めます。
  この仮紐は外さないので、帯の中に隠しておきます。

6.タレを下ろし、輪になっている部分を写真のように広げて長方形を作ります。
  この時、長方形の幅がお太鼓部分の幅と同じ大きさになるようにします。
  ※完成後にタレ先の部分になります。

7.長方形の上から4分の1あたりのところに帯締めをかけて腰の位置まで持ち上げ、前で結びます。

8.帯がふっくらするように土台にしている片平結びを持ち上げて、形を整えたら完成です!


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